中央労働災害防止協会より案内のあった「STOP!転倒災害プロジェクト2015」についてお知らせします。
「STOP!転倒災害プロジェクト2015」とは
平成25年に、業務上の転倒により4日以上仕事を休んだ方は25,878人で、同年の死傷災害全体の約22%となりました。 これは、平成20年(24,792人・19%)と比較して、人数・割合ともに拡大しており、平成26年(12月末日速報時点)でも、前年同期と比較して3.5%増加しています。 中でも第三次産業では、労働災害全体の30%前後を転倒が占めており、製造業や建設業では割合は低いものの、その増加率は他の災害と比較して高くなっています。
厚生労働省および労働災害防止団体では、この転倒による災害を減少させるため、「STOP!転倒災害プロジェクト2015」を開始しました。
なお、転倒災害の発生要因としては積雪や凍結などの気象条件も挙げられ、昨年も記録的な大雪により2月の転倒災害の発生件数が大幅に増加しています。 また、高年齢労働者が転倒した場合には、休業日数が長くなる傾向が見られ、今後労働力人口の一層の高齢化が見込まれる中、事業場における転倒災害防止対策の徹底が求められています。
このようなことから、中災防でもこのたび転倒災害防止のための特設サイトを設け、事業場の皆様に役立つ情報を提供していきます。
プロジェクト期間:平成27年1月20日から12月31日まで
※プロジェクトの効果を上げるため、積雪や凍結による転倒災害の多い2月と、全国安全週間準備月間の6月を、重点取組期間とします。
「STOP!転倒災害プロジェクト2015」 (中災防特設サイト) はこちらから
「中小規模事業所安全衛生サポート事業」
製造業・第三次産業であって労働者数概ね100人未満の事業所については無料で現場の安全衛生確認とアドバイスが受けることができます。
詳細は、中災防技術支援部技術指導課まで TEL:03-3452-6375
【お問い合わせ先】
中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-1産業安全会館
03-3452-6841(代表)
03-3452-6401(図書用品受注専用)